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e-Learningシステム WebClass

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活用事例 ※五十音順

東京薬科大学様

『WebClass活用事例 東京薬科大学様』より

東京薬科大学 様

  • WebClass活用事例 - 携帯電話機能 -

WebClass携帯電話機能利用の背景

東京薬科大学の薬学部学生には、4年次での共用試験である『CBT』『OSCE』、6年次での幅広い知識を問う『国家試験』が課せられており、これらに向けた対応能力をつけるための教育が大きな目標となります。WebClassは、既に本学でも導入され、各教科の資料提供などに利用されていました。今回WebClassの機能が、

  • ①本学で進められている教務(国家試験対策)をサポートするツールになり得る。
  • ②大学だけではなく自宅でも利用が可能である。
  • ③学生が積極的に活用している携帯電話を利用することでより身近に学習できる。

などの我々の要望に合致し、国家試験(およびCBT)のための基本的な学習の習得に非常に良いツールだと考え、薬学教育推進センターでも導入を始めました。

テストデータ作成について

以前より、過去10年分の国家試験問題や本学で作成した問題(卒業試験問題)、模擬試験の問題を『一問一答形式』にしたものをExcelで作成し、蓄積しており(20,000問以上)、今後もこのデータベースの蓄積は、スキルアップしながら継続していく予定です。各問は『出展(試験名・年度)』『分野』『範囲』で分類され、容易に選択できるよう作成してあるため、指導プログラムに合わせた内容や様々な目的・要求に応じて、即座に問題を提供することができます。

これまでは『一問一答形式』問題をプリントし、講義後のチェックテストとして使用、または学生や他の研究室が自習用の教材として使用してきましたが、今回、その膨大な問題数のデータベースを元にWebClassの一括取込機能を利用して教材を作成しました。まず『過去5年分の国家試験』を分野ごと(「基礎、衛生、法規、医療Ⅰ、医療Ⅱ」の5分野)に分類し、それぞれの中からランダムに30問を選択、24種類のテストを作成しました。

学生が各自で本格的に学習できるように『問題・正誤』だけではなく、『解説・出題分野』(例:国試92年-問2-a 物質-化学反応)も掲載しました。入力が容易で、稼働まで短期間で終わることができたために、今後考えられる多様な出題要求に十分対応できると考えます。

利用方法・状況

本学では、2008年10月から国家試験対策に関連する講義をサポートする目的でWebClassの利用を開始、図1に示すように講義内容に並行した分野を1週間毎に掲載しました。(30問×24回)

保健学教材
図1. WebClass掲載日と講義スケジュール
出題範囲:89~93回 国家試験問題の中からランダムに30問を抽出
 

『一問一答形式』はちょっとした時間の合間(休み時間)や電車の中での学習には最適なスタイルなので、携帯電話で学習した学生が多いように思われます。しかし、PCでは可能な『解説・出題分野』の閲覧が、携帯電話では対応していないため、機能改善の要望が出ています。また、図の挿入や上付き・下付き文字の表示などについても改善要望があります。この点も改善出来ればと思います。

2008年10月2日から2009年1月28日までの集計結果を見ると、4年生の約24%からアクセスがありました。この期間中には、上記の『特別講義』内でのチェックテストや卒業試験があり、受講者の動向(進捗状況)を見ると、予想通り、各試験の前後には受講者数が増えております。このことからWebClassが試験対策にも活用されているという事がうかがえます。また、WebClassのコース開設を事前に報告していない今回対象外である3年生以下の学生からも多数のアクセスがありこのことも非常に注目すべき点となりました。

今後の課題

2011年には、国家試験、卒業試験の問題を新しい国家試験問題形式に改変し、データベースに加えました。これらを用いて6年生の国家試験対策をより充実させることはもちろん、今後は、低学年の各授業科目に対するサポートも積極的に進めたいと考えております。各学年の理解度をサポートできるよう、より良いコンテンツを提供し、さらなる学力向上に貢献できればと思います。さらにテストを掲載するだけではなく、テストの結果を管理・解析し、学生の実態をより正確につかむことも必要です。

例えば、WebClassの解析機能の一つに成績表示(個人別)があります(図2)。

成績表示(個人別)
図2. 成績表示(個人別)
受講者は<化学反応>は得意で、<定性・定量> <化学構造>は不得意と判断
 

この結果からは受講者の苦手分野が分かり、学生自身が弱点を把握することはもちろん、今後の学生指導の一助になることも期待されます。また、成績表示(問題別)から解析した場合、各問題の正答率などが表示されるので、問題の難易度や質を解読することができます。これにより、蓄積されるデータベースを精密に管理・利用し展開することができます。

リアルタイムで把握することができる様々な個人データやアクセス記録をきちんと管理することにより、指導する精度もより高まってくると思います。さらに様々な視点からテスト問題を解析した結果も役立てることができると思われます。掲載内容を充実させることにより、全ての学生からの利用が見込まれるWebClassは、今後の可能性を秘めた学習ツールだと考えられます。

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